top of page

編工房草木小倉染

鮮やかでありながら優しいニット、独自の編みと天然の染めに触れる──編工房 草木小倉染

住所

群馬県桐生市東五丁目4-9

営業時間

平日 9:30-16:00/土日祝 11:00-16:00 ※土日祝 不定休

営業期間

料金

内容

カラフルでどこか懐かしい色味。カタカタと音を立てる編機は、桐生で物語を編み続けている。


──ここは夫婦二人三脚で編地作りと染色を共に手がける〈編工房草木小倉染〉。ふんわりとした質感と鮮やかな染めの技術を追求し続けてきた工房だ。



残糸を新しい編地に

工場に入ると、数多くの糸が目に入る。その種類は実に豊富で、色味はもちろん、ミシン糸のような細さから鉛筆くらいの太い糸まで、番手も素材も様々だ。




糸のなかには、糸工場で余った残糸(ざんし)もある。編地作りを担当する園田順一郎さんは、これらの残糸をいかした制作に挑戦しているという。残ったものを捨てずに新たなものを生み出す、サステナブルなものづくりだ。




残糸を使った編地の特徴は、カラフルで新鮮な色味にある。その場限りの糸が編み出す、「今しかできない」組み合わせを楽しめる。




カラフルなのに、優しい

工房内に吊るされた植物は、草木染めに用いられる。工房開設当初は編みの技術しかもっていなかったが、「編みも染めも、一緒にできないだろうか」と妻の明江さんとともにゼロから勉強した。現在では明江さんが染めを担当している。家の周りの草木を収集し、試行錯誤しながら染められている。




挑戦の繰り返しから誕生した草木染めは、カラフルかつ鮮やかな色彩。しかし、実際に身につけると肌に合った優しいトーンに見えるから不思議だ。自然が作り出す色だからこその味わいを感じられる。







編み体験を楽しむオープンファクトリー



そんな工房の魅力を実感できる機会がオープンファクトリーだ。参加者は園田さんに案内されながら、内部の見学と編み体験を楽しむことができる。


今年のオープンファクトリーは、桐生の産業と文化を発信する〈桐生ファッションウィーク〉の期間に合わせておこなわれた。編み体験では、どの糸を使うかわくわくしながら悩み、実際に編んでみて、予想しない仕上がりに驚く。偶然性に溢れたものづくりの魅力に惹かれた人も多かったという。


編工房 草木小倉染では、今後もオープンファクトリーの取り組みを続けていく。園田さんのこだわりを近くで感じながら、楽しく生産現場を学ぶ。ハンドメイドやクラフト好きにはたまらない時間になるだろう。興味のある方は、ぜひとも参加してみてほしい。





bottom of page